can と be able to の違い【解説・例文あり】
「can と be able to ~、どっちを使えばよいのだろう?」
このように両者の違いが気になったことはありませんか?
今回は can と be able to の違いについて、簡単にお伝えします。
can と be able to の違い
単語・フレーズ | 時制 | 説明 |
---|---|---|
can | 現在 未来 |
・何かを要求する ・可能性について話す ・許可を求める・与える ・一般的な能力について表す ・能力・知識・才能について話す ※ 他の助動詞と一緒に使えない ※ 比較的、日常会話で使うことが多い |
be able to ~ | 過去 現在 未来 |
・可能性を表す ・能力・知識・才能について話す ・特定条件下での能力について表す ※ 他の助動詞と一緒に使える ※ 比較的、文章やフォーマルな場面で使うことが多い |
can は現在と未来で使います。can の過去形は could です。be able to ~ はすべての時制で使えます。
can | 現在 | I can help you with that. それなら力になれます |
過去 | I could help you with that yesterday. 昨日はそれのお手伝いができました |
|
未来 | I can help you with that this afternoon. 午後からなら手伝えるよ |
|
be able to ~ | 現在 | I am able to help you with that. それなら力になれます |
過去 | I was able to help you with that yesterday. 昨日はそれのお手伝いができました |
|
未来 | I will be able to help you with that this afternoon. 午後からなら手伝えるよ |
can は、他の助動詞と一緒に使うことはできません。それに対し be able to ~ は、他の助動詞と一緒に使うことができます。
can | × (間違い) |
|
be able to ~ | 〇 (正しい) |
I should be able to catch the 8:40 train. 8時40分の電車に間に合うはずだ |
can は一般的な能力を表します。be able to ~ は特定条件下での能力を表す際に使用可能です。また、能力を過去・未来に限定したい場合も be able to ~ が使われることがあります。
can | 一般的な能力 | She can speak Spanish. 彼女はスペイン語を話せます |
be able to ~ | 特定条件下での能力 | She will be able to speak Spanish after taking lessons. レッスン後、彼女はスペイン語を話せるようになります |
can の例文
以下は can の例文です。can は英会話でよく使うので、以下の例文を参考に身につけておくとよいでしょう。
- 要求・許可
- 可能性
- 現在持っている能力・一般的な能力
要求・許可
You can leave now.
もう帰っていいよ
You can go through.
通ってよし
Can I use your pen?
ペン、使ってもいいですか?
Can you wait for me?
待っててもらえますか?
Can you lend me one?
ひとつ、貸してくれる?
Can you tell me the time?
時間はわかりますか?
Can you help me with this?
これ、手伝ってくれませんか?
Can I borrow your pencil for a minute?
ちょっと鉛筆を貸してくれる?
可能性
can を可能性という観点で使用する場合、could や may よりは可能性が高いです。
It can rain at night.
夜には雨が降るかもしれません
I can get good grades this time.
今度こそいい成績を取れるかもしれない
This AI technology can change the world.
この AI 技術は世界を変える可能性があります
She can be one of the greatest pianists when she grows up.
彼女は大きくなったら、偉大なピアニストの一人になれる可能性を秘めている
現在持っている能力・一般的な能力
I can’t dive.
潜れません
He can play the piano.
彼はピアノを弾くことができます
I can lift 80 kilograms.
80キロ、持ち上げることができます
She can speak English with an Australia accent.
彼女はオーストラリアアクセントの英語を話すことができます
be able to ~ の例文
以下は be able to の例文です。be able to も英会話でよく使うので、以下の例文を参考に身につけておくとよいでしょう。
- 可能性
- 特定状況下での能力
可能性
With hard work, I believe I will be able to speak English.
努力すれば、英語を話せるようになると思います
The wind is becoming cold suddenly. The weather will be able to change soon.
風が急に冷たくなってきた。天気はもうすぐ変わりそうだ
特定条件下での能力
I was able to swim when I was a child.
子供のころ、泳ぐことができました
Why is he able to move freely after playing soccer?
サッカーしたあとなのに、なんでそんなに動けるんだよ
まとめ
can と be able to ~ の違い、いかがでしたでしょうか。まとめると違いは以下の通りとなります。ご参考までに。
can ~ ~できる |
・何かを要求する ・可能性について話す ・許可を求める・与える ・一般的な能力について表す ・能力・知識・才能について話す ※ 他の助動詞と一緒に使えない ※ 比較的、日常会話で使うことが多い |
be able to ~ ~できる |
・可能性を表す ・能力・知識・才能について話す ・特定条件下での能力について表す ※ 他の助動詞と一緒に使える ※ 比較的、文章やフォーマルな場面で使うことが多い |
leave
残す、離れる
go through
通る
lend
貸す
borrow
借りる
grade
成績
grow up
成長する
dive
潜る
lift
持ち上げる
accent
なまり、アクセント
hard work
努力、ハードワーク
freely
自由に
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。