【それ?】it と that の違いとは?【解説・例文あり】
it と that を「それ」と訳されているのを、見たり聞いたりしたことがあると思います。この2つの違いは何なのでしょうか?
今回は it と that の違いを簡単にお伝えします。1分もかからずに違いを知ることが可能です。
この記事で it と that の使い分けができるようになります。ぜひ最後までご確認ください。
it と that の違い
結論から言うと、it と that の違いは以下の通りです。
- it は目に見えないものに使う
- it は単語を指し、that は文全体を指す
- it は接続詞としては使えず、that は使える
- it は指し示しているものが近く、that は遠くにある
- it はボヤっとしていて一般的、that はハッキリとしていて具体的
- it は時間を指し示すことは基本できず、that は時間を指し示すことができる (it は形式主語のみ可)
it の例文
単語を指すときの it は、繰り返しを避けるために使われます。
Strike the iron while it is hot.
鉄は熱いうちに打て
(it は iron を指し、繰り返しを避けている)
If you want a thing well done, do it yourself.
うまいことやりたいのであれば、自分でやりなさい
(it は thing を指し、ボヤっとしている)
He waited for an opportunity, but she made it.
彼は機会を待ちましたが、彼女は機会を作りました
(it は opportunity を指し、「機会」なので目に見えず、繰り返しを避けている)
that の例文
I decided to quit my job.
仕事を辞めると決めたんです
That’s great!
それはいいですね!
(that が、相手から聞いた内容すべてを指している)
The band is going to play jazz music next Saturday. It might be worth being at the bar just for the chance to hear some of that.
土曜日、そのバンドがジャズを演奏します。いくつかの曲を聞く機会のためだけにバーにいる価値はあります
(that は、バンドが演奏するジャズだとハッキリしている)
I found there was a problem with the foolproof system, and then I worked that out.
システムに問題があることがわかり、そしてそれを解決しました
(that は、システムに問題があるという一文を指している)
まとめ
it と that の違い、いかがでしたでしょうか。まとめると以下の通りになります。ご参考までに。
it は目に見えないものに使う
it は単語を指し、that は文全体を指す
it は接続詞としては使えず、that は使える
it は指し示しているものが近く、that は遠くにある
it はボヤっとしていて一般的、that はハッキリとしていて具体的
it は時間を指し示すことはできず、that は時間を指し示すことができる (it は形式主語のみ可)
strike
打つ、ストライク
iron
鉄
opportunity
機会
bar
バー、酒場
worth
価値がある
foolproof
確実な、だれでもわかる
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。