【英語】単語・熟語を身につける方法・3ステップ【ネイティブ推奨】
単語や熟語について、以下のようにお考えではないでしょうか?
「熟語がいっぱいありすぎ!わけがわからない」
「英単語を覚えたいけど、なかなか覚えられない」
1つの単語・熟語に意味が複数あるものも多く、混乱するのもムリはありません。
私は、月に20万回以上のアクセスのある英会話・英語学習サイトの管理人です。35歳から英語の勉強を始めています。海外在住は2か国4年で、海外での就職も経験あります。
私自身、単語の記憶に関してはかなり悩みました。単語や熟語について、頭を悩ませる気持ちはよくわかります。
今回は、単語・熟語を身につける方法について、簡単にお伝えします。実際にネイティブスピーカーの英語の先生から聞いた内容です。具体的には、以下の4つになります。3分程度で確認できる内容です。
- なぜ単語と熟語が覚えられないのか?
- 英語学習で本当に大切なこと
- 英語を聞いているだけでは、身につかない理由
- 英単語・英熟語を覚える3ステップ
この記事を読むことで、英単語・英熟語の身につけ方がわかります。
「ネイティブにはできても私にはできない」という内容ではありません。簡単なステップで説明します。ぜひ最後までお付き合いください。
単語・熟語を身につける方法・3ステップ
なぜ単語や熟語が覚えられないのか?
単語や熟語を覚えるための公式は、以下の通りです。
記憶 = 言葉 + イメージ + 五感
単語が覚えられないのは、以下の3つのうちのどれかが欠けている・もしくは弱い可能性があります。
- 言葉
- イメージ
- 五感
なぜなら、人間の脳はイメージや五感を感じられないものに対して、脳の回路ができにくいからです。単語の記憶では、イメージをすればいいと考えている人もいます。しかし、実際にはそれだけでは足りない場合が多いです。
たとえば achievement という単語を覚えようとしているとします。
achievement
達成、業績、功績
achievement, achievement, … とつぶやいても、使わないうちに忘れていく可能性が高いです。achievement を絵で描くのは良いと思います。その場合は、何かを「達成」してホメられている絵にしましょう。その際、五感で感じることが大切です。
絵を描くのは、慣れていないと大変です。ここからは絵を描かなくても身につく方法をお伝えします。
英語学習で大切なこと
言語には「音」があります。言語学習は「音」がカギです。英語も同様に「音」を大切にしてください。
単語・熟語には、すべて「音」があります。英語を身につけるために「音」を利用しましょう。
聞いているだけでは英語が身につかない理由
英語を聞いているだけでは身につきません。
なぜなら、英語が理解できない状態で英語を聞いても、脳は雑音として処理するからです。人間の脳は、英語が理解できない状態だと電車が通る雑音と同じ処理をします。その脳の処理では、英語は身につくことはありません。
英語を身につけるには、脳に英語の回路を作ることが大切です。「英文を口に出すこと」で、脳に英語の回路ができていきます。
英単語ではなく、英文にしましょう。理由は簡単で、英文は単語よりイメージしやすいからです。もちろん、イメージだけではなく五感で感じられるように英文を口に出しましょう。
次の項目で、具体的に英単語・英熟語を身につけるステップを、例を挙げて説明します。
英単語・英熟語を身につける方法
では、どのようなステップで英単語・熟語を身につければよいのでしょうか?
単語・熟語を身につける3ステップ
単語・熟語を身につける3ステップは、以下の通りです。
- 覚えたい単語・熟語を使った文章・例文を作成
- 文章からのイメージ、味わいたい感覚・感情を確認
- イメージと感覚を味わいながら音読
3ステップで単語・熟語を身につける : 例
たとえば、あなたが health examination を身につけたいとします。
health examination
健康診断
まず、覚えたい単語・熟語・言葉を使った文章を作ります。
Google検索 で文章を検索しても大丈夫です。検索ワードの例としては「health examination 例文」と入力すると出てきます。
文章はイメージしやすく、感情が動くものにするとよいでしょう。なぜなら、感情が動くもの方が記憶の定着率が上がるからです。
ここでは、
I took a health examination at the next building last Friday. I thought I should lose weight then.
先週金曜日に隣のビルで健康診断を受けました。そのとき「やせなきゃ」と思いました
という英文にしたとします。この文章のようにイメージが広がりやすく、感情を覚えやすいものにするのがポイントです。この例文は、少し太ってきたと感じている人には、とても効果的な文章です。
文章から、以下の2つを確認します。
- イメージ
- 味わいたい感覚・感情
具体的には、以下のような感じです。まずは、一度試してみましょう。
- 健康診断で体重計に乗って体重を確認している自分のイメージ
- 「太ってショック」という感情
あとはひたすら音読です。
I took a health examination at the next building last Friday. I thought I should lose weight then.
先週金曜日に隣のビルで健康診断を受けました。そのとき「やせなきゃ」と思いました
英文の音読のときは、以下の2つの点に注意します。
- 体重計に乗って自分の体重を見てショックを受ける自分をイメージする
- 体重が増えて嫌な感情を感じる
「隣のビルで受けた健康診断、体重増えててショックだったなー」と感じながら、英文を音読します。
さらにこの方法だと、身につく英語表現は health examination だけではありません。たとえば lose weight もあわせて身につきます。複数の単語・熟語を混在させることで、身につける効率はさらにアップします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。人間の脳の仕組み上、記憶には以下の3つがそろっているのが一番いいです。
- 言葉
- イメージ
- 五感
これら3つを「音」でつなげましょう。音読して、3つのつながりを脳内で作っていくイメージです。
言葉、イメージ、五感の3つがそろった英単語・熟語を身につける方法は、以下の3ステップになります。
覚えたい単語・熟語を使った文章・例文を作成
文章からのイメージ、味わいたい感覚・感情を確認
イメージと感覚を味わいながら音読
この英単語・熟語を身につける3ステップは、とても簡単です。半年や1年などある程度の期間試してみていただけたらと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。